ゆるふわ庵

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公認会計士試験の勉強法【論文編】

前回と同じく、まず時期別にどんなことしてたかを先に書いて、

後ろに各科目のまとめ的なものを載せています。

 

写真は直前模試と本試験の成績です

 

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これ見比べてもらえば分かると思うんですけど、

僕は本試験、監査・企業・経営の3科目でコケましたww

なのでこの3科目の勉強法に関しては参考にならないかもしれません。

僕としては上手くやったつもりなんですけどね……。

まあ今回も「これだけやれば受かるよ」的なことを主眼に置いて書いていきたいと思ってます。

 

 

 

12月
試験に受かると、何故か素行が良くなる…みたいな経験をしたことがある人なら分かると思うんだけど、
まあボーダーは超えてるだろうということでかなり素行が良かった時期。
12月で受かった組は、基本的に1月中旬までは租税法と経営学のビデオ講義に費やせばよかったので、
ビデオ講義消化しつつ出された課題を真面目にこなしてた。

1月~ 基礎+応用
論文の基礎答練が始まる。
理論は毎回、範囲指定された分野を愚直に丸暗記しようと頑張ってた。
ただ、後でまとめのときに言うけど、丸暗記はワーキングメモリ増やしたいならともかくとして、効率のいい勉強法とはいえないかな。
論旨を理解してキーワードを覚えたらそれで十分だし、
そっちの方が多分本試験でもいい点数出せると思います。

しかしそんなことは露知らず、僕は馬鹿の一つ覚えみたいに丸暗記を続けてた。
だから基礎答練はそこそこ良い成績出せてたんだけど、
応用期に入ってから一気に成績が落ち込むことになる。
この時期は勉強にダレてたのもあって、2週間完全に勉強放棄して遊戯王ずっと触ったり、あるいは『ゴルギアス』や『ソクラテスの弁明』みたいな、会計と無縁の本に手を出してたりしてた。

自己啓発とか勉強法の本を読み漁ってたのもこの時期だった気がする。

『あなたも今までの10倍速く本が読める』『1分間勉強法』『どんな本でも大量に読める速読の本』『E判定からの限界突破勉強法』『仕事と勉強を両立させる時間術』『いつやるか?今でしょ!』『今やる人になる40の習慣』『頭がよくなる思考術』『思考は現実化する』……

今本棚にある分でざっとこれだけ。後は立ち読みもしてたからもっと読んでたかな。苫米地英人のも読んでたし。
でも、上記の本は『思考は現実化する』を除いて全部読む価値ないです。
『思考は現実化する』だけは余裕ある人は読めばいいと思う。でもぶ厚いから覚悟しといた方がいいかも。
あー後、勉強期間中は読んでなかったんだけど『いかにして問題を解くか』もオススメです。通称いか問。これの最初の見開き2ページだけを毎朝読んでおけば、それだけで成績が伸びる……かもしれない。

僕は単純だからこれの『あなたも今までの10倍速く本が読める』『1分間勉強法』に書いてあったフォトリーディングを真に受けて実践してた。今思い返してみるとバカバカしさの極みだな。ミトコンドリアかよ。真似しなくていいです。


直前期(この辺記憶が曖昧なので具体的な月は省きます)
大原は直前期になると「直前論文答練」と「直前ステップ答練」の2種類が始まる。
ただこの時期にはもう、管理と租税はなんとかなるかなと思ってたので、どっちも直前答練はサボってました。
この時期の勉強時間は大原除くと1日2時間とかかな。
1日1回感謝の全範囲フォトリーディングとかいって未だにフォトリーディング続けてました。
欲張ってフォトリーディングなんかに手を出さないで、真面目に勉強していれば本試験の順位もっと良かったのではないかと思うと慚愧の念に堪えない……。




財務
計算:ステップの解き直し2周すればおkです。でも時間置いてる内に忘れてきたなと思ったら、その度に周回しておきましょう。

理論:まずテキストの内「法令基準集に載ってないところ」を全部チェックつけましょう。あるいはそこだけ切り取って小冊子にしてもいいレベル。そしたら後はそれをひたすら読むだけです。暗記しないとーなんて強迫観念に囚われる必要はないです。まあそっちの方が確実なのは間違いないですけど、理解さえしておけば書けると思いますし。


管理
計算:短答編の時も言った気がするけど、教科書2周したらグングン計算力つきました。正直これだけで十分だと思ったので、自慢することじゃないですが直前答練はたっぷり8回分サボりました

理論:部門別配賦・個別原価計算・総合原価計算・標準原価計算・原価企画・ABC・直接原価計算の理論をそれぞれキーワードだけ拾っておきました。こればっかりは暗記したなあ。まあ一つ一つは短いし頑張ってなんとかしましょう


監査
最初は問題集を暗記しようとしてました。
答練こなす内にテキスト役に立たねーなーと思うようになったので。
で、答練が重なっていく内に、いつの間にか答練をテキスト代わりにするようになってました。

監査に関してはそこそこの成績取れてたし、勉強法とかまあいいやってなってるところがあったんですが……思ったのは、監査って現代文の要素が結構濃いなあと。
もちろん用語や文法は監査論の形式に沿わないといけないんですけど、
問題文を読んで、問われていることを十分に理解しないといけないって点で現代文的ですね。結構センスが問われるところでもあるので、答案構成力も含め日々の答練で養いましょう。大事なのは問いにきちんと答えることです。


企業
問題集の重要度AとBの箇所を繰り返し読んで理解してました。C論点は出たら交通事故だと思って完全に捨てました(まあAとBだけでも結構多いんですけど)。出なかったので結果オーライ。これも答案構成力を日々の答練で養っていきましょう。企業法に関しては答案構成がある程度定式化されてる面があるので、その定式について予め講師に聞いておくのも手だと思います。


租税
計算:テキストを周回してステップを解く。租税の計算は多くの人が基礎的なところまでしかカバー出来てないし、その基礎的なところですらポロポロ落としていく人が多いです。だからひたすら基礎論点の理解に努めましょう。「余力のある人は~」的な分野は完全に切って大丈夫です。

理論:理論テキストとか配られたんですけど講義受けてから一切開いてないです。僕の租税の理論勉強は答練の理論を確認するだけで終わってました。実際それで十分だと思います


経営学
計算:ぶ厚い問題集が配られて戦々恐々としてたんですが、計算自体はそこまで難しいものじゃないですし割とアッサリ読めました。僕は経営学の計算問題集を読み物として活用してました。これも2~3周したら十分なくらい計算力つくはず

理論:経営学の理論って、博打の要素が強いと言われる本試験の中でも結構上位に位置する地雷なんですよね。だからこれも広く浅くの勉強が一番でしょう。何度も言ってるけどテキストの文章は理解に留めて、キーワードだけ暗記するようにすればかなりの労力を低減できるんじゃないかと思う。

 


本試験前日の過ごし方とかはまた気が向いたときに更新しておきます。
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